MENU
まるか
筆者
20年以上フリーランスでグラフィックデザイナー兼ディレクターをやっています。
出版|広報|WEBディレクション
2023年8月開設。これから記事を増やしていきます!  ■■■ 届けフリーランスのクリエイターへ ■■■

freee会計はわかりにくい?それでも使い続けたい理由【弥生との比較】

会計ソフトイメージ

「freee会計」を使用していて、
わかりにくいなぁと思うことがたまにあります

freee会計は簿記知識がなくても会計業務ができるのが魅力の一つです。
逆に、簿記経験者にはその構造がややこしく、戸惑ってしまうのです。
振替伝票入力も可能ではあるのですがちょっと使いづらい。

まるか

けれど、あなたが初めて確定申告をするのであれば、
むしろ「わかりやすい」会計ソフトだといえます

というのも、質問に〇×で答えていけば、
自動で確定申告書類が作成されるからです。

筆者は(遠い昔)金融出身。簿記には慣れているほう。
freee会計は使い始めて3年になります。
そのわかりづらさから何度も「弥生シリーズ」との比較検討をするのですが、
その度にfreee会計を使い続けようというところに落ち着きました。

なぜそうなったのか。
難点を感じつつも結局freee会計を使いつづけている理由を記事にしました!

この記事を読めば、freee会計の難点と魅力が把握でき、納得して会計ソフトを選ぶことができるでしょう。

それではまず、筆者がfreee会計の残念に感じているところを5つあげます。

読みたい記事にとべる目次

freee会計の残念なところ5つ

1 迷子になりがちなインターフェイス

使いたい機能の画面を探して三千里。
日常の会計業務として使い始めたとき、確かにわかりにくさを感じました。

理由としては、日々頻繁に使う項目も、
年に1度しか使わない項目も、同じ扱い(デザイン)になっているから。
デザインが同じで、色の変化も少ない。

本当にこれは慣れるしかありません。。。
全体像がわかってくれば、なんとなくの位置と名前から使えるようになります!

見た目おしゃれでしょう?ということなのかもしれません。
確かに、シンプルで繊細なデザインがおしゃれです
カテゴリ分けも正しい。

それでも、freeeのデザイナー様にお願いしたい。

まるか

いまいちどユーザビリティのご検討を〜

やよいの青色申告やほかの会計ソフトでは、
立ち上げたら早々に「振替伝票」が表示されるものがあります。
その場合、すぐに入力作業に入れますよね。

一方、freee会計の取引登録画面を表示するにはこちら。

  • 左上のメニュー「取引」をクリック
  • 「取引」のプルダウンメニューから「取引の一覧・登録」をクリック

今はもう覚えたので、無意識でも発掘できますが、
筆者は、左上のメニュー「ホーム」と「取引」の間に
「取引登録」タグがあってもよいくらいだと思っています。

(ユーザーから同様の声があったのかわかりませんが)
ホーム画面にショートカットを設定できるようになりました。
取引の登録」をショートカットに設定するといいですね。

freee会計の「確定申告」処理は、簡単にできて優秀なぶん、
日常の会計業務としての簡易さがほしい!と感じています。

【無料のお試しプラン】

freee会計では、無料のお試しプランが設定されています。
アカウント登録をして、そのまま無料で触ってみることができます。
機能などは制限されていますが、インターファイスを確認できます。

期間:30日間
〔PR〕freee会計 無料お試し

2 1ページに詰め込みすぎたヘルプページ

ものすごい情報量を1ページに詰め込まれています。

ですので内容が充実しているともいえます。
関連する情報が1ページで読めるので、
人によってはわかりやすいのでしょう。

ですが!筆者は1クエスチョン、1アンサーを求めたい!

やっとたどり着いたヘルプページなのに、
文中から疑問の答えをまた探さなくてはいけないかと思うと
うんざりしてしまうのです。

ヘルプページでわかりにくいなと感じる点がもうひとつ。
「○○○の画面で設定します。」
と書いてあるその「○○○」はどこですか〜?ってこと。
たとえば、いきなり「○○○」ではなく、次のようにしていただけるとありがたいのですが。

【例】
左上メニューの*** > プルダウンメニューの+++ > 「○○○」

情報が充実している反面、伝わりにくさが残念なポイントの一つです。

3 手軽じゃない取引の確認作業

勘定科目の合計を確認したいときなど検索画面が面倒すぎ。。。

  • 左上のメニュー「取引」をクリック
  • 「取引」のプルダウンメニューから「取引の一覧・登録」をクリック
  • 「検索条件」の「条件を設定」をクリック
freee会計 検索条件

条件を入れるだけで面倒なので、
総額が知りたい筆者は総勘定元帳で確認をしています。

  • 左上のメニュー「レポート」をクリック
  • 「レポート」のプルダウンメニューから会計帳簿の「総勘定元帳」をクリック
freee会計_総勘定元帳
まるか

ね?操作がちょっと複雑じゃありませんか?

確認したいユーザーがそれほどいないのか、実は他の確認方法があるのか。
会計期の途中でも帳簿を確認したい筆者は、すこし不便に感じている点です。

4 微妙に遅い画面の切替

筆者側の通信環境かもしれませんが……
操作した画面へと切り替わるまで1〜3秒を要することがあります。
これが微妙にプチストレスなのです。

特に、便利機能の「レシート・証憑取り込み」ですが、
ファイルボックスに登録したレシートなどをパッ!と確認はできない。

他の会計ソフトでもクラウドは同様かもしれません。
機能が多いぶん仕方ないと受諾できる範囲なのですが、
もうすこし早いと嬉しいです。

5 なぜか追加勘定科目が2個まで

あなたもデザイナーとしてほしい経費の科目がありませんか?

青色決算書では、自由に追加できる6つの科目欄があります。

しかしfreee会計を使うと、2つに制限されてしまうのです!!
なぜそのような仕様にしたのかは不明で、地味につらい。

freee会計を利用し始める前にも、筆者は20回ほど青色申告を行ってきました。
「科目」についても、改善しながら自分なりの会計ルールを定めてきたわけです。

今後欄が増えることを期待をしています!

まるか

freeeさん!
改善お願いしま〜す

では次に、わかりづらさがあるといっているfreee会計を
なぜ筆者は使い続けているのか、その魅力を記事にしました。

それでもfreee会計を使いたい理由3つ

理由1 ひとつのソフトで操作できるところ!

2024年1月1日施行の電子帳簿保存法では、
電子データで受けとった取引書類は
電子保存することが義務化されます。

だったらペーパーレスで一括管理したいところです。

ファイルボックス vs スマート信憑管理

freee会計内には「ファイルボックス」があり、
PDFやスマホアプリで取り込んだデータを、タイムスタンプ云々考えなくとも登録・保管できます
これが便利!

筆者は、レシートを受け取ったら、freee会計のスマホアプリでパシャっと撮っておきます。
自動的にファイルボックスに保存されるので、紙のレシートの保存は不要。
取引登録はアプリ上でも、後日PCからでもOK。

弥生シリーズでも「スマート信憑管理」というソフトを使いペーパーレス化が可能です。
やよいの青色申告とスマート信憑管理を連携させます。

どちらも十分便利だとは認識していますが、
筆者としては、会計は1つのソフトで完結したいので、
freee会計の形が好ましいです。

理由2 オールインワンの料金体系!

freee請求書 vs 弥生の請求書作成ソフトMinoca

「freee請求書」ですが、freee会計内にある「受発注書類」の請求書類と同じで操作性が良いです。
freee会計のアカウントをもっていれば無料で利用できます!
アカウント登録も無料です。

freee請求書(制限なしで) 無料

弥生シリーズの請求書作成ソフトは「Misoca」という外部ソフト
このMisocaで作った請求書を会計ソフトと連携させます。

MISOCA・請求書作成サービス

という表記が請求書内に入ります
筆者も一時期お世話になっていましたが、この表記が気になりました。
こちらも操作性は良かったです。

〔PR〕無料で使える「クラウド請求管理サービス Misoca」

Misocaは月間請求書作成数10通までは無料で使えます
月の案件数が少なければ無料ですが、10は微妙なところ。11通から有料になります。

月に0〜10通 無料
月に11通〜15通 8,800円/年
月に15通〜100通 33,000円/年

freee請求書Misoca
0〜10通/月無料無料
11〜15通/月8,800円/年
16〜100通/月33,000円/年
2023年10月1日現在

理由3 法人成りを視野に入れると料金が安め

筆者は自由でいたいので、たとえ多少の税金が高くとも法人にはせずにやってきました。
ですが3〜4年に1回くらいは法人成りを検討している感じ。

もし法人成りしたら、会計ソフトの料金プランが変わります
弥生シリーズの場合ですと「やよいの青色申告」から「弥生会計」へ変更になりますね。

次の条件で、プランを比較してみます。(税込)

  • メール・チャットサポートつき
  • 電話サポートなし
freee会計弥生シリーズ
個人freee会計(個人料金)
スタンダード 26,136円/年
やよいの青色申告
ベーシックプラン 15,180円/年
法人freee会計(法人料金)
ミニマム 26,136円/年
弥生会計
ベーシックプラン 38,720円/年
2023年10月1日現在

このように、筆者がおすすめするサポートのプランですと、
個人事業主の場合はやよいの青色申告のほうが安いのです。

請求書作成が11通を超えると、
弥生シリーズはMisocaの料金8,800円〜/月が加算されますが。

以上は、著者のおすすめプランの比較でしたが、
次に、2社それぞれ他のプランを紹介しておきます。

個人プラン料金|freee会計とやよいの青色申告

freee会計_個人プラン料金
やよい青色_プラン料金

サポートや機能の制限を考慮し、
freee会計のスタンダードと、
やよいの青色申告のベーシックプランがおすすめ。

1年目のキャンペーン

やよいの青色申告オンラインでは、
1年間、無料ないし半額で使えます。太っ腹ですね!

こちらを使ってみてから決めるのもいいかもしれません。
その場合、決算・確定申告の時期を逆算していないと、
2年目継続確定です(←経験した筆者)。

〔PR〕Macで使える「やよいの青色申告 オンライン」-初年度無料-

法人プラン料金|freee会計と弥生会計

法人成りも視野に入れているなら、把握されておくのがよいと思います。

freee会計_法人プラン料金
弥生_プラン料金

サポートや機能の制限を考慮し、
freee会計のミニマムと、
弥生会計のベーシックプランがおすすめ。

まとめ

フリーランスは、このあとに迫るインボイス制度や電帳法に備える必要があります!
今後は会計ソフトを使わずに会計業務をおこなっていくのは難しいでしょう。

まるか

現在も会計ソフト選びに悩んでいる人へ
参考になればと思い、ぶっちゃけました。

freee会計がオールインワンで使えるのは捨てがたい魅力で。

わかりづらさを我慢してでも、弥生シリーズと比較すると、
freee会計の一括管理と追加オプションなしのシンプル設計に軍配があがってしまうのです。

広告リンクを貼らせていただきますね。
よし、freee会計を試そう!
と思われたらぜひ無料アカウント登録を。

〔PR〕

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
読みたい記事にとべる目次