2023年10月1日インボイス制度の施行にあたり、
「freee会計」において必要な消費税関連の設定を記録しておきます。
初期設定は次の3画面。あとで設定の変更をすることも可能です。
- 消費税の設定画面(会計処理の設定+消費税申告の事前設定)
- 事業所管理画面(適格請求書発行事業者)
- インボイス制度関連の詳細設定(取引)
消費税会計処理の設定|freee会計
「設定」タグ > 「詳細設定」タグ > 「消費税の設定」を開きます。
それぞれの設定基準はヘルプセンターに記載があります。
① 会計処理の設定 > 消費税の経理処理
「税込経理」と「税抜経理」が選べます。
簡単なのは税込み。税抜きは厳密に管理できます。
② 会計処理の設定 > 消費税の端数処理
1円未満を繰り上げるか、四捨五入するか、切り捨てるか選びます。
切り捨てにすることが多いようです。
③ 消費税申告の事前設定 > 課税方式
「免税」:免税事業者
「簡易課税」:簡易課税事業者
「一般課税(全額控除)」:一般課税の課税事業者
一般課税の(個別対応方式)と(一括比例配分方式)は、今年度の課税期間において、売上高が税抜5億円以上かつ課税売上割合が95%以上の場合に任意で選べます。
④ 消費税申告の事前設定 > 簡易課税の事業区分
(簡易課税を選んだ場合に設定)デザイン業は第五種。
⑤ 消費税申告の事前設定 > 保存時に「課税方式」に従い実行する処理
わからなければ特にチェックの必要なし。
⑥ 消費税申告の事前設定 > 計算方式
わからなければデフォルト「売上(割戻し)×仕入(割戻し)」でOK。
「保存」ボタンをクリックしてこの画面は終了です。
適格請求書発行事業者の設定と登録番号|freee会計
「freeeアカウント管理」を開きます。
「事業所管理」タグ > 「事業所情報」タグ > 「適格請求書発行事業者」
- スクロールした一番下の「適格請求書発行事業者」の
「適格請求書発行事業者に該当する」にチェックを入れます。 - 「適格請求書発行事業者の登録番号」に
「T」以降の数字を入力します。 - 「設定の保存」ボタンをクリックし設定を終えます。
インボイス制度関連の詳細設定|freee会計
取引登録する際の詳細設定が行えます。
- デフォルト設定(適格チェックボックスのデフォルト)
- 取引先情報の連携
- メンテナンス(自動登録ルールのメンテナンスを選択)
「設定」タグ > 「税区分の設定」 > インボイス制度関連 >
「適格チェックボックスと税区分」 > 「詳細設定」をクリック
次の画面が開きます。
質問に「はい」「わからない」「いいえ」で答えると、
おすすめの設定にチェックされた状態になります。
それを参考にしながら「次へ」ボタンで進みましょう。
確認でOKをすれば終わりです。
消費税申告の期間設定
2023年9月30日までは免税事業者で、
10月1日から課税事業者に切り替わった場合の消費税申告書については、
消費税申告の開始日を2023年10月1日に変更することで、
年度末までの3ヶ月分の期間を設定して作成することが可能です。
「確定申告」タグ > 「消費税申告」 > 「消費税申告書の作成」
開始日を「2023-10-01」に変更
おわりに
初期設定はこれでOK。
設定画面があちこちにあってわかりにくかったので、備忘録として記録しました。